坂口先生(写真右)


 OIの赤ちゃんを授かった若いお母さんから、「どこの医師に診て貰ったら良いか?」とか「OIの専門医は?」などという質問を良く受けます。返事によっては、赤ちゃんの一生を左右するかも知れない重大な問題です。いい加減なことも言えず、いつも困っていました。

 実際、骨形成不全症の人たちは「骨折をしたときは整形外科へ」「歯の調子が悪いときは歯科へ」「耳鳴りがすれば耳鼻咽喉科へ」等々…色々な診療科目を受診しなければなりません。それぞれの専門分野での治療経験・知識を持たれた医師の方は、大勢いらっしゃいますが、骨形成不全症の専門医や医療面全てを対応して貰える医療機関はありません。
広く浅く全体的な情報だったら、もしかすると私たちの方が知っているかも…

 過去の医療は「医者の天下」だった時代もありますが、現在の医療は「患者中心」とされています。主人公は患者であり医師は、良きパ−トナ−と言われます。「お願いします」ではなく「××してください」です。自ら情報を収集し、適切な判断をし、その結果は自己責任です。この様なプロセスを自信を持って行わなければなりません。

 そこで、心身障害児総合医療療育センター・前センター長 坂口 亮先生にご相談したところ、過去に坂口先生が書かれた「子どもたちの整形外科教室 -芽を育てる治療のために- 」という本の中から、該当する個所を抜粋し転載させて戴けることとなりました。 心身障害児総合医療療育センター・前センター長 坂口 亮先生のご厚意に心から感謝申し上げます。