「苦痛を与える医者は危険」

 今までの話は一般的な話でしたが、最後に私の属する整形外科について具体的な問題を述ぺてみましょう。

 子どもの骨折は大多数は手術しないで治るものです。

例外として、少しばかりどうしても手術でなくては治らない、後に障害を残す骨折があります。

切らなくていいものを切られたり、またその逆のことがあっては困ります。

骨折の治療は、十分に経験のある専門の整形外科医で治療してもらってください。

 最近は斜頸の治療としてマッサージに精出して通院することは疑問視されています。

あまり熱心にマッサージに通うことを命ずる先生は少々古いと判断してよいでしょう。大きな間題ではありませんが・・・・。

先天性股関節脱臼は20年ほど前までとは治療法がすっかり変わりました。

現在はリーメンビューゲルという簡単な吊り紐であしを吊っておくだげで大部分がよくなり、昔のようにギプスであしを固めてしまうようなことはほとんどなくなりました。

まれに補助的方法として治療コースの中におりこむことがあるといった程度です。

非常に楽な治療となり、時代の進歩を謳歌しているそのときに、昔ながらの整復やギプス固定をやるような医者は、古くさいし、また間違っていると思います。警戒してください。

また、リーメンビューゲルを使って進歩をよく採り入れているようでありながら、かたわらマッサージなどに通わせている医者もありますが、このマッサージはナンセンスで、やはり古い先生といってよいと思います。