「ウマの合う医者」

 ある医学評諭家は、患者と医者はウマが合わなくてはダメだと書いていました。たしかにその通りで、名医かならずしも万人に例外なく名医であるとは限りません。

そこが人間社会の面白いところでもありましょう。

 ところで、そうやってはじめての接触で、質間、答えの対話を通してしだいに密接な人間関係が生まれるにしたがって、自然の流れで全幅の信頼を寄せても間違いはないようになります。

初対面のときは半信半疑程度の気持ちがむしろ望ましいのですが、少しおつき合いしても信頼の念が出てこないようなら、あまり深入りしないうちに去るほうがいいでしょう。

疑いの気持ちをもったまま医者にかかるぺきではありません。

こういうことのないよう、理想をいえば、初対面の段階の前に、かなり信頼のおける先生だという調べがついていることが望ましいことです。

知り合いの経験者に聞かれたり、また何科にせよ医者の知り合いがあれば、いろいろ参考になる知識を授けてもらえましょう。