「治療について納得がいくまで聞く」

 一般的、常識的なレペルでの質問・・・・・・・・ここで私は、多少の当惑を感します。具体的には難しいのです。

私としては、お母さん方が子どもさんの治療について納得がいくかどうか、よく納得がいくまで遠慮なくお聞きくださいといいたいのです。

 診断についてよく理解できましたら、つぎは検査とか治療の上で、それがどういう意味をもって行われるのか、ぜひやらねばならないことなのか、もしやらないですませてしまうとしたら・・・・・・

これらのことについてたずねられたらよいでしょう。

だいたい、治療操作とか検査は、尿検査などは別として、多かれ少なかれ苦痛を伴うもので、その苦痛を意義あらしめるような結果が得られるのでなげればなりません。

そのへんのところをよく説明してもらってくだざい。

 医者も、明治ならず現代人なら喜んで説明してくれるはずです。

親によく納得してもらい、その理解、協力があれば治療はずっとやりやすいのですから。

ただし、これも今の健康保険制度がからんでくるのですが、大ぜいの患者さんが押しかけて、それ注射だ、投薬だとそのほうに忙殺されてしまうと、説明がなおざりにされてしまいます。

質間に対しうるさそうな態度を示したり、いい加減な答え、つまり前後が矛盾してしまうような筋が一貫していない答えしかできないような医者は、警戒してよいと思います。

 これは単に、口数の少ない多いという間題ではありません。知識の程度や人柄が反映してくるものですが、その判断は素人の方には難しいでしょうか?

たとえば、碁や将棋のようなものでも、名人、高段者は素人の質間に対し、それがたとえ愚問であっても、親切に説明してくれるものです。